1.ボランティア活動に入る前の準備
現地の情報を確認しましょう
被害状況を確認するとともに、ボランティアの必要度をしっかり把握しましよう。
現地入りだけがボランティア活動ではありません
義援金やボランティア活動資金に募金をする。
※救援物資は現地の復旧の妨げになる場合があるので、送らないようにしましょう。送る場合は、必ず事前に災害対策本部などに確認しましょう。
服装
汚れても良い服装でお越しください。また、作業に適した服装をしましょう。冬は防寒着もお忘れなく。底の厚い靴が良いですが、動きにくいものは避けましよう。
持ち物
被災者への支援を最優先にするためにも、活動に必要なものは自分で準備していきましょう。
軍手、タオル、防塵マスク、ティッシュ、着替え、昼食、飲み物、救急用品(救急ばんそうこうなど)、雨具、健康保険証(写し)、ゴミ袋などは必ず携行しましょう。
交通手段
乗用車での現地入りは交通渋滞などを起こす恐れがあり、緊急車輌や災害復旧作業の妨げになることがあります。できるだけ公共交通機関などを利用しましょう。また、交通費は自己負担になります。
※ボランティアバスなどが運行される場合があります。
食事・宿泊
食事・宿泊については、自分自身で手配するようにしてください。災害ボランティアセンターでの斡旋は行いません。また、食費・宿泊費は自己負担になります。
2.現地でのボランティア活動
自分勝手な活動は現地での混乱のもとになります。
必ず現地災害ボランティアセンターと連携し、指示に従い活動しましょう。
受付
現地ではまず、氏名・住所・ボランティア活動経験の有無・ボランティア保険加入の有無などについて、受付をしましょう。活動中の万一の事故に備えて、ボランティア保険には必ず入りましょう。
※地震災害の場合は、天災プランへの加入が必要です。
オリエンテーション
活動にあたっては、内容や役割を確認していただくためにオリエンテーションを行います。被災地での活動だということを認識するためにも、しっかり聞きましょう。
マッチング
被災者から出されているニーズ(要望)と活動を行うボランティアのマッチング(調整)を行います。いつも活動のニーズがあるとは限りません。待機時間があることについてご理解ください。
送り出し
活動に必要な資材などを資材受け渡し場所でもらいましょう。
活動
以下の点に注意して活動をしましょう。
活動の注意点
- けがなどしないように十分気をつけましょう。
- 無理をしないよう、適宜休けいをとりましょう。
- 危険な作業は、ボランティアではできません。
(「安全な場所で危険のない作業をする」ということについてご理解下さい)
活動にあたっての心構え
- 被災者の気持ちにたって行動しましょう。
- 自分では善意のつもりでも、被災者にとっては押しつけとならないよう気をつけましょう。
被災地でのボランティア活動は、被災地域に住む人自身の力による地域復興・再生の手助けであるという自覚を持って活動しましょう。
3.活動が終わったら
うがい・洗浄
ほこりや泥などからの細菌感染を防ぐためにも、しっかりとうがいや資材の洗浄を行いましょう。
活動報告
派遣された先での活動についてセンターに報告をします。活動が終わらなかった部分や、新たな支援依頼などについてもあわせて報告しましょう。
帰宅
お疲れ様でした。十分に気をつけて事故などないようにお帰りください。